Gradirripas(作っている職人さん達の人柄うかがえる優しい風合いのあるポルトガル産カッティング/プレートボード)

 

Gradirripasは木材からまな板、器、ワインボックスなどを製作する5世代も続く家族経営の会社です。工場はポルトガルのほぼ中心に位置するペルネスという場所にあります。村中の人全員が知り合いというようなとても小さな村です。

突然ですが、「社会的責任(social responsibility)」という言葉をご存じでしょうか。wikipediaによれば「市民としての組織や個人は社会において望ましい組織や個人として行動すべき責任をもって行動すべきであるという考え方による責任である」という概念のことをいいます。例えば、企業経営を行う際に、環境への配慮、コミュニティーへの貢献など社会への責任ある運営することが企業の社会的責任です。この概念を促進するためには、私たち個人はこのような活動に取り組んでいる企業の商品を選択し購入することを心がけることが重要となってきます。少々難しく思われるかもしれませんが、私に消費者としての「社会的責任」という概念を教えてくれたのが今からご紹介するGradirripasで働く人々です。

今回お話を伺ったお二人はお兄さんのミハエルさんと妹さんのテレサさん。お二人は1年前までそれぞれ全く違う仕事をされていました。しかし頭の片隅ではいつか実家の仕事に携われたらといつも思っていたそうです。いつからかどちらからともなくそんな話をし始め、2015年10月、ついに意を決し今までの仕事を辞めてGradirripasで働くことにしました。お父様のラウルさんも非常に喜ばれたそうです。毎日学ぶことが山ほどあって時間が経つのがあっという間と笑顔で語ってくれました。

昔はペルネスのあたりにはGradirripasのような工場がたくさんあったそうです。しかし海外から安いプラスティック製品がはいってくるようになり、工場は次々と閉鎖に追い込まれました。ラウルさんの工場もその危機に直面しましたが、ここで工場を閉めてしまったら村のコミュニティーが消滅してしまうと借金を抱えながらも頑固に営業を続けたそうです。

ところがある日転機が訪れました。

一つはイギリスで活躍する有名シェフ、ジェイミー・オリバーがGradirripasのまた板をお皿代わりとしてレストランで使ったことが話題となり、マスコミで大きく取り上げられらたのです。これを機に問い合わせや注文が一気に増えました。

もう一つは環境についてただ語るだけでなく、実際にそれを行動に移す新しい世代の出現でした。多くの人が安い製品よりも原料となる木を守りながら作られる製品を購入し、長く使っていく方が環境に優しいということに気づいたのです。Gradirripasは製品を作るために伐採した木の分だけ新しい木を植えるというサステイナビリティーのシステムを厳格に守るサプライヤーからしか材料を購入しません。それに丁寧につくられたGradirripasのまな板はきちんと手入れをしていけば末長く使えるまな板です。

最後の将来の目標について次のように語ってくれました。
「Gradirripasが成長していくことで村全体も潤うようになります。こういった責任を私たちは背負っています。これからも今ある製品を丁寧に作りながら、新しい製品も開発していきたいと思います。」

工場の中には閉鎖された工場から引き抜かれてきた熟練の方もいらっしゃいました。Gradirripasは商品のこと、コミュニティー全体のこと、環境のことをも考えながら製品を作り続けているとても社会的責任のある企業なのです。

Gradirripasのまな板は品質の高さはもちろんのこと木目も美しくおしゃれで、プレート代わりに使えばいつもの食卓も一層華やぎ、簡単なお手入れをしてあげればずっと長く使うことができます。

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